サッカーキャプテンの心得

これは中学生の部活の話です。

地域ではそんなに強くない部活、中学生活で明日の中体連の試合はこのチームで最後となる試合。 トーナメント方式なので、負けたら最後の試合となります。

サッカー部のキャプテンKと家族は、台風一過の後気温が上昇するので、明日の試合に備え早めに就寝をします。

キャプテンが自分の部屋に入る前に、母親に一言クールな顔で・・・
明日の試合は、俺は何点も得点を絶対入れるから! と宣言。
何で? と問いかける母親に、キャプテンK君は、A君とB君を絶対明日の試合に出してあげる。 と言い自分の部屋に入りました。
A君とB君は、サッカーはあまり上手くなく、大きな試合になるといつもベンチに入っています。

今日練習が終わった後、監督とコーチに話しました。 3年間一緒にプレーしてきて、最後の試合はA君とB君を絶対出したい。 だから、前半で大量得点するから、A君とB君を試合に出してくださいと・・・

そして今日試合が始まり、キャプテンのK君は前半に3得点、チームでは5得点、前半終了した時点で、5-0となり、約束の通り後半はA君とB君がピッチに立ちました。

キャプテンは、選手交代の時にピッチに入ってくるA君に近寄り、目を合わせ、右手の親指を立て、A君もそれに親指を立て応える。  B君もその後参加し、キャプテンK君は、できる限りA君とB君にボールを回していき、フォローをしていく・・・

A君とB君は、前半バテたレギュラー以上に一生懸命走ります。 しかし、追加点は取れませんでした。

試合の結果は関係ありません。

キャプテンとしての最高は、試合で優勝することが全てでなく、チームの全てが最高の瞬間を共有できること。 試合で負けても関係ありません。 プロになるのではありません。 その時の仲間から、あのようなキャプテンになりたいと下の子たちに尊敬されるようになり、期待にこたえられる心を持つこととです。 それは最低限のテクニックは必要ですが、キャプテンの人間力(人を感謝する心、それを伝えることができる人、批判で無く時には厳しくするがそれは成長を期待する言葉、大人の心)を持つと、キャプテンとして信頼関係が生まれ成功するでしょう。

人を動かす・・・ とは最大の難関です。  サッカーの「技術」でなく、あの先輩のような「人間」になりたい。 と教えることです。 そこには「笑顔」や、「感謝の気持ち」、「後輩や先輩に対しても」、「指導者を尊敬し」、「仲間を信じ」、「関係した人に感謝する」事ができる人が人の上に立ってきます。

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